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【番外】介護ビジネスに潜むリスク

介護ビジネスは、利用者と密接に過ごすため、重大な事故が起きることがあります。そのため、いつでも訴訟が起きるリスクがあるのです。裁判の事例を紹介しています。
介護保険の改正によるリスクはこちらをご覧ください。

トイレ転倒事故に対する訴訟[デイサービス]

デイサービスの施設で利用者がトイレに行った際に、「自分一人で大丈夫」と介助を断りました。

職員が用を足したらコールしてほしい旨を伝え、その場を離れました。しばらくしてもコールがないので確認しにいってみると、利用者は中で転倒していて、大腿骨を骨折

この事故が裁判になり、転倒・骨折の事故を施設側は予見できなかったかどうかを問われ、職員が注意義務を怠ったことが原因であるとして3000万円の損害賠償請求訴訟を起こされました。

利用者が「介助は不要」と言われた時、職員は、コール対応をすれば介助に付かずともよい、と自分1人のその場の判断で決めてしまったことに問題があったようです。

こうした場合、職員個人の判断では、物事の一面しか見えていません。チームで検討し、どのような対応がベストか、ガイドラインを決めておくことが事故防止のため必要です。リスクマネジメントの観点からも、対応ガイドラインを決めておけば、いざ訴訟になった場合でも裁判所から一定の評価をしてもらえます。

食事介護で窒息死[訪問介護]

歩行・起立・座位が不能な少年が、訪問介護の食事介助を受けている時に食物を誤嚥し窒息死してしまいました。

この訴訟では介助員(ヘルパー)の過失の有無や介護事業所代表者の故意又は重大な過失の有無が問われました。

判決の論旨としては少年の異変に気づいた際に、事業所ないし看護師でもある事業所代表に連絡を取るべきであったにもかかわらず、これを怠った過失が認められました。

ただ教育マニュアルや緊急時の対応書面をきちんと用意していたため、研修等によってヘルパーの過失を防ぐことは十分に可能であると認められることから、ヘルパーの過失は看護師である代表者による体制整備の不備であるとは認めがたいといった一部容認・一部棄却という判決がでました。

無断外出からの死亡事故[デイサービス]

週2回のデイサービスを受けていた認知症の男性が、施設から脱出して行方不明になり、1ヶ月後、遠方の海岸で死体となって発見されたケースです。

男性は施設にいると精神的に不安定になり、帰宅したがる傾向があって、事件当日も不穏な行動が見られました。このことから外出は予見できるものと判断されました。

男性の行動を注視して、脱出しないようにする義務が施設側にあると判断されたのです。施設職員の過大負担は顧慮されたものの、これをもって結果回避の可能性がないとは言えないとのこと。結果は施設職員の過失を認め、行方不明になったことに対する慰謝料遺族4名に対し合計で約260万円を支払う判決がだされました。

 
 
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